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20世紀を代表する思想家ミシェル・フーコー。そのフーコー研究をリードするリール大学のフィリップ・サボ教授による『言葉と物』に関する研究書『フーコー『言葉と物』を読む―言語の回帰と人間の消滅』を日本語版オリジナル序文も添えて明石書店よ ...
(1)は政治権力への市民の抵抗を軸にロシアの近現代史を描く。しかし従来の歴史の描き方には問題があったと著者は指摘する。権力に抗(あらが)い、平等を求める人でさえ、男性を主役に仕立てて歴史を理解し、それ以外の存在を周縁化してしまいがちな点だ。だが実際に ...
「パンクロックの女王」として知られる米国の歌手で詩人のパティ・スミスさん(78)が広島を訪問し、被爆者の小倉桂子さん(87)と対話した。父は日本軍と戦った兵士だったというスミスさんは、被爆者に何を語ったのか。
本の内容で対象年齢を設定することはマーケティング的に必要と思うが、読者は気にせず手を伸ばすのがいいと思う。特にこうした10代向けの人生指南の良書は、「精神的迷子に陥ってしまった大人」にもぴったりだ。あさのあつこ『あなただけの物語のた ...
鈴木俊貴さんはシジュウカラなどの鳥類を軽井沢の森の中で観察する中で、鳥たちにも豊かな言葉のコミュニケーションがあることに気づいた。研究という学術の土俵でどのようなデータを提示すれば、「言語を持つのは人間だけだ」という学界の常識を変えることが出来るのか ...
新聞記者を支える組織はどうあるべきか。1970年代に米国の名門、ワシントン・ポスト紙(WP)の黄金期を築いた編集幹部の動きを克明に記した「ベン・ブラッドリー自伝」(法政大学出版局)は、米国流ジャーナリズムの理想形を知る新たな手がかりに ...
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息子が2歳くらいのとき、「毎日おもしろいやりとりがいっぱいあるのに、どんどん大きくなって忘れちゃいそう」と編集者さんに話したら、「日記みたいに書きとめてみては?」と提案されて。息子とのふだんのやりとりを書いた短い日記を編集者さんに送るようになりました ...
三島賞の「橘の家」は庭に古い橘の木のある一軒家に住む家族の物語。受胎を願って家にやってきた女性の腹に手をかざし、「小さきもの」を感じる少女の半生を通して、子孫繁栄を祈る人間の業を描いた。
キリスト教系の学校出身の方にはわりと身近だったかもしれない、パイプオルガン。 日本では足踏みリードオルガンとの区別のために「パイプ」をつけて呼ぶこともよくありますが、欧米では「オルガン」といえばパイプオルガンをさします。 教会との関連が深い楽器ですが ...
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読書好きで知られる俳優の中江有里さんが、日々のできごとや過去の思い出を、1冊の本とともにふり返る連載エッセイ。昨年に続いて新潟遠征に「帯同」した中江さん。9回ツーアウトから起死回生の同点ホームランを放ったプロ5年目の高寺望夢選手に、中島らもさん作『お ...